マンサクといえば、冬に全ての葉を落とす落葉樹で、1月〜2月頃に黄色い花を咲かせる植物のことである。
対して、トキワマンサクは「常磐」と名のある通り、1年を通して葉がついている常緑樹であり、3月~5月頃まで花を咲かせる。
この2種類の樹木、性質は違うが花の形が非常によく似ている。
糸状で、花火のような花がポンポンとたくさん咲く。
たくさん咲くから、「万咲く」というふうに名前が付けられるのは、植物ではおなじみの話だ。
会社内のものは写真の通り白花のトキワマンサクであるが、実は私は白花のものは八代に来て初めて見た。
よく見かけるのは、ベニバナトキワマンサクという、画像2枚目のように花がピンクで葉が赤紫をしているものだ。
こちらは庭の生垣に使われていることが多いので、よく見かけることができるポピュラーなものだ。
ちなみに、白花のトキワマンサクとは別にシロバナマンサクという園芸品種もあるようだが、こちらは落葉樹でトイレブラシのような花が咲く。
先程の花火とはえらい違いである。
トキワマンサクは葉が剛毛なところに愛嬌があるため、1度じっくり観察してみることをオススメする。
fuuka