ブログ|株式会社大里造園

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雨の日の男

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雨の日に動画撮影してました。

久々に雨に濡れて大変でしたが、撮影終わってからの着替えた後が眠くて眠くて。

眠気の方が雨に濡れるよりもしんどかったですね。

投稿、楽しみにしててください!

あるバイトの気まぐれ樹木紹介(イヌマキ編)

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名前に「イヌ」がつく植物というのはたくさんあるが、これは「本来の物より劣っているもの」という意味がある。
イヌマキは、恐らくコウヤマキと比べられ、それより劣っていると判断されたのだろう。
コウヤマキはたしかに美しい。水にも強く腐りにくく、材木として優秀だ。いつか詳しく紹介したい。

だが、一般に「マキ」と言うと、このイヌマキの事を指し、庭木で最もよく見かける樹木のひとつである。
他のものと比べる必要なんてなく、イヌマキそのものが立派な庭木ではないか。

イヌマキには、オスとメスがある。
オスは対して褒められるところはないが、メスは秋頃に赤紫と緑の雪だるまのような実をつける。
緑の部分には毒性があるのだが、赤紫の部分は食べられる。ほんのり甘くて美味しいのだ。
この部分は「花托」と呼ばれ、血の巡りを良くしてくれる効果もあるらしい。

私が高校生のころ、校庭に実っていたイヌマキの実をよく食べていた。
とても食い意地の張った友人がおり、その友人と共に部活中抜け出しては食べに行っていた。

私が通っていたのは造園科のある高校だった為、色んな種類の樹木が敷地内に植えてあった。
食べられる実をつけるものは、私と友人で食い尽くした。
先生達は呆れていた。

しかし、思えばこの頃が一番樹木に対する知識量が増えていた時期だったかもしれない。
イヌマキの実が食べられるということも高校の先生に教えてもらって知ったことだ。
食べるという行動が、覚えるということに繋がっていたのだ。

イヌマキは、このように今でも私の青春時代の思い出の一部となっている。

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あるバイトの気まぐれ樹木紹介(ソメイヨシノ編)

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今熊本県では、各地でソメイヨシノが満開となり、見頃を迎えている。
ソメイヨシノというのは、数あるサクラの種類の中で1番有名なアレのことだ。

私の地元山口県では、たしか毎年4月に入ってから見頃を迎えていたはずだが、さすが暖かい地方はソメイヨシノの開花も早い。
とはいえ、過去からの統計を見てみると、現代では全国的にソメイヨシノの開花が早くなっている。温暖化により、冬から春にかけて急速に暖かくなることが原因だろう。
この辺りの開花条件について詳しいことは、「ソメイヨシノ 400℃の法則」とGoogleさんに聞けば教えてくれるので、ぜひそちらに聞いて欲しい。

ソメイヨシノは暖かくなると花を咲かせ、散ったあとに葉を出し、夏にはもう新しい花芽を作り来春に備える。
この一連の大仕事を終えたあと眠りにつくのである。
そして、冬に一定期間3℃~10℃程の低温にさらされることで、「しまった寝過ごした」とばかりに目を覚まし、開花の準備をする。
つまり、寒くならなければソメイヨシノは目を覚ますことができず、花を咲かせることも無いということだ。なんとも繊細な樹木である。

さて、添付されている画像を2枚とも、よく見てほしい。
ソメイヨシノと同じ色をしたネコがこちらを睨んでいるのだが、お分かり頂けただろうか。
このネコが睨む先には、我が社の看板犬、シェルティのこまがいる。

このネコは、野良であるのにも関わらず、とても人懐っこい性格のようだ。
低木の影から私を見つけ、にゃーにゃーと何やら喋りながらこちらに歩いてきた。
しかし、私のすぐ側には、こまがいた。
こまは低木の影におり、ネコからは見えなかったようだ。

初めに気がついたのは、こまの方だった。
こまは微動だにせず、ネコをじっと見つめている。
ネコの方もこまに気がついた。
こちらも歩みを止め、こまをじっと見た。
2匹は数秒そのまま見つめあっていたが、ネコがふと我に返り、逃げ出した。
こまもそれを追おうとするが、私がリードを持っていたため叶わず、悔しそうな顔をした。

ネコは咄嗟にソメイヨシノの木に登ったようだ。地面から3m程の場所から、こまのことをずっと睨んでいた。

木から降りられなくなったネコの話をたまに聞くが、このネコは大丈夫だろうか。
少し心配になったが、私達がこのままここに居てもますますネコは降りてこられないだろう。
そう思ったので、こまを連れてとりあえずその場を離れた。

あのネコには悪いことをしてしまった。
しばらくしたらまた様子を見に行ってみようと思う。

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(P.S 次の日の朝またネコを確認しに行ったが、無事に木から降りられたようだ。
本当に悪い事をした。こまが。)

ここがあの有名な…

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ハイボールのメガサイズがある焼肉屋さん。

そうか、ここがディズニーランドか。

あるバイトの気まぐれ樹木紹介(マツ編)

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さて、今日紹介するのはマツである。

庭師が剪定しているもののイメージで、まず大半の人が一番最初に思い浮かべるのがこのマツであろう。
造園会社のホームページというものは日本に山ほど溢れているが、大抵、マツを切っている画像が使われている。
我が社も例外ではない。

いつの時代も、庭師はマツを切り続ける。それ故に、庭師とマツは切っても切れない関係にあるのだ。

さて、マツは非常に病害虫が多い。
立ち枯れ病、マツケムシ、材線虫、葉ふるい病(葉枯れ病)etc…..

特に、葉ふるい病はご家庭でよく見られる。
原因は、カビによる伝染病であり、葉の1本1本に斑点模様が現れ、そこから枯れが広がってゆく。
見つけたら、すぐにその部分を切って、焼却処分をした方が良い。
燃やさなければ、菌糸が残り、他のマツにも影響を与えかねないからである。

マツケムシは、私の父がよく刺され、痒い痒いと言っていた。
私は幸いマツケムシに強いらしく、痒みを感じたことは無い。
自分は痒くないとなると、途端に可愛く見えるものである。

マツの剪定は時間がかかるが、とても楽しいものである。
マツがあると、ヤッター!となる庭師は多い。
ぜひ、マツがお庭にある方は手入れを大里造園に依頼して欲しい。

fuuka

笑いが止まらん

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先日、地金シリーズの撮影してきました。

鉄クズ等のいわゆるゴミを再利用することを大里造園でSDGsの一環として取り組んでます。

造園以外でも楽しいことは何でもやってみるのが大里造園です。

強風の末路…

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八代市では、昨晩から強風と雨が降っていました。

春の嵐でしょうか?

今朝出勤してみると…

小物入れとして使用していた古い鍋の蓋が、近くの川へダイブしていました^_^;

かなり強い風だったようですね…

あるバイトの気まぐれ樹木紹介(ハナズオウ編)

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大里造園の敷地には造園屋らしく様々な樹木が植えてあるが、3月も終わりに近づくと、一際目を引くピンク色の花がブリブリと咲いているのが目に止まる。
それがこのハナズオウである。

ハナズオウはマメ科の植物で、マメ科らしく花が終わるとサヤをぶら下げる。
確かに小さな花をよく見てみると、同じマメ科であるフジと似た形の花を咲かせているではないか。

マメ科と言うからには食べられそうだが、このサヤは、毒があったりなかったりとサイトによって情報がマチマチであるため、まあ食べない方が無難である。

ハナズオウは、葉が出るより少し早くに花をつける。
多くのマメ科植物は羽状複葉である事が多いが、ハナズオウの葉は丸っこいハート型をしている。
ハート型の葉を持つ樹木は、他にカツラやマルバノキ等があるが、1度、これらを植えて欲しいという依頼が来たことがある。

その依頼主というのが、心臓病の治療を得意とするクリニックの医者だった。
なんでも、病院を立て替えたのでいっそ庭木も新しくしようと、今までの樹木を全て取払ったそうだ。

心臓病の先生が、ハート型の葉をつける植物を選ぶとは、なかなか粋なものである。

fuuka

ポーカーに沼る

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本日のYouTubeは、4 LIFEのパーティに参加させてもらった時の動画になります。

一発逆転シーンもありますのでぜひ観ていただき、チャンネル登録もしていただけると嬉しいです。

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あるバイトの気まぐれ樹木紹介(ソテツ編)

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大里造園は、創設者が奄美大島出身である為、奄美から持ってきたソテツの木が何本もある。
ソテツから始まった会社と言っても過言ではない。
残念ながら創設者は去年の暮れに亡くなってしまったのだが、残されたソテツは生き生きと育っている。

ソテツはとにかく痛い。
葉と幹に、鋭いトゲがある。

私の1歳の娘は会社敷地での外遊びが好きなのだが、ソテツの近くに行こうとした時は少しヒヤヒヤする。
なんせ、ソテツは大幹の根元や途中から子株を出すため、娘の目の位置に葉のトゲがある事も珍しくない。
ソテツで失明なんて、馬鹿らしいにも程がある。

また、ソテツには毒性もある。
戦時中、暖かい地方の人々は食べるものがなく、仕方なくソテツの実を齧っていたそうだ。
しかし、その毒性により、腹を下したり、嘔吐したりする者が後を絶たなかったそうだ。
最悪、死に至ることもある、厄介なものである。

しかし、立派に育ったソテツというものは大変美しい。

ツヤツヤとしなやかな葉っぱ、どっしりとした幹、園芸初心者でも比較的増やしやすいのが魅力である。
オスとメスで花の形が違うのも、新芽はふわふわと可愛らしいところも愛嬌があって素敵だ。

モダンな住宅など、大きめの石と組み合わせるとその美しさは倍増する。

室町時代の日本で流行ったそうだが、また再ブームが来てもおかしくないのではないかと思っている。

fuuka